2021-02-25 第204回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
委員御指摘のございましたように、干満差の大きい有明海や、その河川内にある漁港については、航路は漁業活動に不可欠な施設でございます。 現在、漁港管理者である佐賀市が、漁船の安全な航行のため、漁港区域を拡大し、必要な航路の設定について、佐賀県や地元漁協など関係者と検討していると聞いておるところでございます。
委員御指摘のございましたように、干満差の大きい有明海や、その河川内にある漁港については、航路は漁業活動に不可欠な施設でございます。 現在、漁港管理者である佐賀市が、漁船の安全な航行のため、漁港区域を拡大し、必要な航路の設定について、佐賀県や地元漁協など関係者と検討していると聞いておるところでございます。
という表現にはっとしたわけですけれども、有明海の六メートルに及ぶ干満差のために、満潮時には海面より低くなり、水はけも悪く、地下水のくみ上げによる地盤沈下もあって、水害が起こりやすく、かつ、水分を多く含んだ軟弱地盤が改修の障害になっているということです。建物をつくるときにも地盤改良が非常に困難である、そういう本当に特殊な事情がありました。
日本におきましては、干満差が大きい等のビーチング方式に適した自然状況を満たしている再資源化解体施設の適地はないと承知をしておりますが、一方で、これまでビーチング方式を採用するインド等において施設の改善を図るため、官民を挙げた支援を行ってまいりました。
中国を除いて、開発途上国での船舶リサイクル方式は、ビーチング方式と呼ばれ、自然のところで干満差を利用して船舶を自力で座礁させ、干潮時に船舶を解体する方法で行われています。 しかし、このビーチング方式は、クレーン等の重機、搬送機器、救急設備などの重機を船の側に近づけることができず、全て人手の作業となって、極めて危険な解体方式であります。
御承知のとおり、有明海、この海につきましては、私の住む佐賀県を始めとしまして、福岡県、長崎県、熊本県と四県に囲まれた地域で、満潮と干潮との干満差、これは日本一でございます。六メートル、六メートル以上ですかね。
また、この新荘川には豊富な伏流水があり、上水道や施設園芸の用水をポンプでくみ上げているのですが、上水道の水源地は河口から上流約一キロメートルほどの位置にあり、今後さらに川の水量が減ってきますと、伏流水の下流に向けての圧力が低下し、干満差の大きい大潮のときには水源地まで海水が迫ってくるのではないかと心配をし始めています。
つまり、潮の干満差が五、六メートルになる諫早湾では、満潮時になると潮が逆流して、大雨が降ると逆流して、本明川の水が流下しにくくなる。ゆえに、潮受け堤防で湾を締め切れば諫早市街地の洪水はなくなるという論理ですね。 ところがそれは、専門家の検証で、どんな豪雨時でも逆流するのは一・五キロから二キロメートル上流までしかいかない。これは諫早水害史にも載っているはずです。載っていますよ、記載されている。
言い方によって五メートルとか十メートル、何とでも言えるわけですけれども、とにかくこのような干満差を持った海湾は日本にはございません。ですから、東京に三番瀬のようなわずかな干潟がありましても、有明海ほどの干潟を持った湾はございませんが、これは大きな干満差のせいでございます。 干潟は決して干満差だけではできません。
そうしたときに、開門をしたときにどれくらいの流量が貯水池の中に入っていくんだろうか、干満差含めて。そういう状況に今なっているときに、本当に有明の干潟を利用した形での開門調査というものが可能なんだろうかと私自身が疑問に思ったということなんですね。農水省としてこの疑問にどう答えていくんですか、こういう疑問があるんですよね。
有明海は五メートルを超える干満差がございます。阿蘇山、九重山系の火山灰などの土砂が熊本、福岡県の河川から流れ込み、時計と反対回りの潮流に乗り、有明海の北から西へ回り、諫早湾の奥部へ供給され続けております。年間五センチから十センチのスピードで潟の堆積が進み、干潟が発達し、干潟の方が背後地よりも高くなってきているというような状況でございます。
干満差及び有明海の持つ干潟の大きさ、これはいずれも日本一でございます。湾の面積に対しまして干潟がどのくらいあるかということを、干潟率という形で表現してみますと、有明海が一二・二%、伊勢湾が八%、三河湾が二・六%、東京湾は一・六%、大阪湾はもう一%以下でございます。 干潟の発達というのは、ただいま申し上げました潮汐の干満差の大きさ、それから陸域から海に運ばれてまいります土砂の量によって決まります。
そうしますと、有明海の湾奥の干満差が一%未満ですが、小さくなります。ですから、やはり四から五センチの干満差の減少が起こるわけです。そうしますと、流速も小さくなってくるわけです。 もちろん、諫早干拓が行われれば、それだけ諫早湾への流量は減ります。ですけれども、湾奥に対しての影響というのは、むしろそういう湾口水位の上昇の方が大きな影響を持っているかもしれません。
つまり、潮の干満差が五メートルにもなる諫早湾では、満潮時に大雨が降ると海水が逆流して、川の水が海に流れにくくなる。ゆえに、潮受け堤防で湾を締め切れば諫早市街地での洪水はなくなるという論法ですね。 ところが、それはもう専門家の検証で、諫早湾の潮汐というのは、どんな豪雨時でも河口から一・五キロないし二キロ上流までしか届かない。
九月には、九州大学の柳哲雄教授たちが、有明海の干満差の減少原因の六六%は諫早干拓事業によるという研究結果を日本海洋学会で発表しています。また、第三者委員会の委員長代理である磯部雅彦東大教授も、有明海の奥の潮位差の減少が入り口の潮位差の減少より大きい原因は、諫早干拓の締め切りによる影響が大きいと指摘をしています。
また、漁港づくりあるいは漁村づくりというような形の中でも、公共事業の中で防風施設をつくったり、荷揚げ場のところで高齢者も寒風にさらされないで網外しの作業ができるとか、そういった作業ができるような優しい漁港づくり、それから干満差があるようなところでは、大分高低差が出てくるものですから、浮体の物揚げ場みたいなものをつくってみたり、段差のない歩道等々、いろいろなことでバリアフリーのような形の中でできるだけの
海洋学会は、これまでの開発に有明海の面積の二・一%に当たる三十五・五平方キロメートルの諫早湾締め切りが加わることによって、干満差が徐々に減少する段階から急激に減少する段階に入った可能性が考えられると、重大なそういう指摘をしています。
特にあの地域、非常に干満差が大きいところでございまして、いわゆる大潮の満潮時、非常に水位が高くなります。そういうときに……
そういうことで私は理解をするわけでありますが、私どもはこれまでも、この排水門をあけて、今でもあけて、当然、干満差を利用してこの堤防内部のものを排出しているわけです。
気象庁の検潮所の観測値によりますと、諫早湾の締め切り工事が始まった八九年ごろから、有明海の奥部では大潮時の平均干満差が十センチ程度小さくなっています。 ですから、諫早湾の締め切りが有明海の大きな潮汐を弱めて、浄化能力と生物生産力を悪化させる大きな要因の一つであることは明らかだと私は思いますけれども、環境省の見方はいかがですか。
干拓事業は、今の農業の状況でまだ干拓をやって営農をやるのかというふうな非難もありましたけれども、この諌早湾の干拓については、昭和三十二年の諌早湾の水害の防止、要するに、干満差が非常にひどくて、満ち潮のときに大雨が降ると、一級河川である本明川から水が流出しない、市内全体が水没してしまうという状況の中で、昭和三十年代から南部総合開発、それから諌早湾防災総合干拓事業というふうに、防災を主眼に置いた干拓事業
しかし、干満差が五メートルもあり、土砂の流入によって港内が埋まりやすく、今もそれを防ぐための突堤工事を進めております。ここの名物であり、大きな収入源でもあるアサリの生産量が近年低迷しており、その原因を究明中とのことでした。 次に、全国有数のミカン産地である天水町のミカン樹園地に参りました。
佐賀市の東部を流れる佐賀江川は東流して筑後川に流入する河川でありますが、その流域一帯はもともと低平地である上、地盤沈下や有明海特有の大干満差などによって、しばしばはんらん被害をこうむっております。特に五十五年八月の洪水では、この佐賀江川を初め、八田江川、新川がはんらんして佐賀市街地の大半は七十時間も水浸しとなり、百二十八億円にも及ぶ大きな被害を出しました。